ワタリドリ

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海外で働くことを迷った時に抑えておきたい観点

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20代の海外就職論!では海外で働くことについて総合的に情報を発信しています。今回は海外で働くことに関心はあるが、情報が少なく決め手にかけたり、自分自身の都合で迷っている方へ、どんな観点を抑えた上で判断をしていけば良いのかを考えます。既に海外で働いている筆者が実際に日本で考えたこと、そして現地に来てから考えておけばよかったことも含めてご紹介したいと思います。

 今まで生まれも育ちも日本だった方が自ら主体的に海外で働きたいと考えるようになる時には、必ず何かしらのきっかけがあると思います。海外旅行中に大好きな国や街ができてそこに住みながら働きたい、海外の諸問題を解決するために働きたい、日本と海外を繋ぐ仕事がしたいなど、その要素は多岐に渡ります。

日本を離れて海外で働くという決断は人生の中でも大きなものの1つであり、「言ってみてから考えればいい」という観点ではなかなかうまく行きません。もちろんそれで成功を収めている人もいますが、それは機会や運に恵まれていたりすることもあり、そんなサクセスストーリーが誰にでも適用できるわけではありません。

それでは、海外で働く最後の1歩を踏み出すかどうか迷っている方がどういった判断基準で決断を下せばよいのかについていくつかの観点を海外在住の経験を踏まえてご紹介します。

 1,現地での生活を細部まで想像して自らに問いかけてみる

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在住予定国のことをよく知らずに渡航すると、現地の食べ物や日々の生活のイメージがついていないためにショックを受けることも少なくありません。筆者の場合海外在住生活はフィリピン・セブ島から始まりましたが、その前に2年ほどこの島には出入りしていた経験があっても尚、驚くことが沢山ありました。

例えばお雑煮という本来1つの料理で日本各地で出汁の味が違うように、日本で食べる海外の料理も本来1つのはずが、日本では日本人向けに味付けされています。イタリア料理が好きだからイタリアでは食の問題はないと考えていても、いざ在住すると本格的なイタリアンを毎日食べることが意外と日本人にとって負担になることがあるかもしれません。これは比較的長い期間海外旅行を行ったことがある方は共感できる観点かもしれません。

海鮮にアレルギーをお持ちの方が海沿いの街に住むとなると、もちろん肉や野菜料理を食べることは可能ですが、シーフードをメインとしているエリアで優先順位が低い食材は質が低く美味しいものが見つからなかったり、見つかっても随分値段が高かったりします。

ただ一概にこの理論が成立しないケースもあり、例えばセブは世界でも有名なビーチリゾートであるにも関わらず、一般的なレストランでシーフードが格安で提供されているわけではありません。フィリピン料理の基本は豚肉、鶏肉、米であり、野菜とシーフードは次点なので海が近くても皆肉を好んで食べています。ローカルの市場に行けば魚介を購入することは実は容易なのですが、レストランのメニューからシーフードを見つけることは意外と大変です。

憧れや希望、熱意だけで海外就職は成功しません。現地での生活を細部まで想像して可否を判断していくことはとても大切です。 

2,日本との時差を知って人間関係の今後を考える

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参照元:http://i.imgur.com/RGxAoUn.png

 

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 日本で普通に生活していると、時差を意識することはまずないと思います。しかし海外で働いて現地に在住するとなると、日本の知り合いとの連絡には毎回時差を気にする必要が出てきますね。家族や友人と簡単な連絡を取り合うのも一苦労。

上の画像はが世界の時差を地図に記載したものです。イギリスの標準時刻を基準として、地図上では黒のイギリスから右が標準時間より早い、左が遅いという考え方になります。日本は+9時間ですので、日本が朝9時の時にイギリスでは深夜0時になるということです。

例えばアメリカのニューヨークで働くことになったとすると、-5時間と記載がありますので日本の+9に5時間をプラスする事で日本とニューヨークの時差が14時間であることがわかります。これだけ時差があると、例えばニューヨークで仕事を18時に終えて日本の友人に電話しようとすると、日本では14時間先に時間が進んでいますので朝の8時になります。出勤前の友達と退勤後の自分が電話することになるのでなかなかゆっくりは話せそうにないことがわかりますよね。このように日本で苦労することのなかった要素が出てくることを覚えておくと、今の自分が海外に行くべきかどうか考える観点の1つになると思います。

 

3,簡単には日本に帰れないことを自分の中で完全に受け入れられるかどうか

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海外で働くことは大きな転機になります。日系・現地資本問わず大抵の場合契約は現地在住が基本となり、1年以上勤務すれば往復の飛行機を負担してくれたりするケースが多くなっています。つまり1度行けば1年は日本に戻らないということです。

タフな方であれば国内の単身赴任と同じくらいに考えるかもしれませんが、そうではない方も多くいらっしゃることを筆者は海外で働いている中でよく知っています。契約内容はもちろん自分でしっかり確認した上で就職先の担当者の方との話し合いで疑問をゼロにすることが非常に大切です。日本は会社がスタッフに提供している福利厚生が優れていますが、これが普通であると考えて海外で就職すると驚くほど条件が違うことは往々にしてあります。当たり前のことでも恥ずかしいことではありませんので細かく確認しておきましょう。なかなか日本に帰ることができず、その場所で生きていくということに迷いがあるうちは、見切り発車で海外に出て行くことはあまりお薦めできません。周りの人にも相談しながら、様々な観点から結論を導いてください。

海外で働くことを迷った時に抑えておきたい観点は他にも人によって様々であると思いますが、大切なことは知らないことを潰していく努力であると思います。時間がかかっても手を抜かず念入りにチェックをしてみてください!

 

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