ワタリドリ

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マニラ駐在や現地採用で働く場合のメリットとは?

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フィリピンの首都であるマニラには多くの日本人が在住しています。その形は日本採用での駐在員はもちろんのこと、日系企業の現地採用やフィリピン企業・第三国の企業での現地採用も存在します。マニラで働くことのメリットについて筆者の経験からご紹介します。

筆者は海外に長く在住しており、マニラではもう少しで2年になります。海外の1つの都市に年単位で住むと、その場所の特徴やいい面・悪い面が見えてくるものです。今回はフィリピンの首都であるマニラで働くとどんなメリットがあるのかについてご紹介したいと思います。

 

※マニラで働くと苦労することについては、別記事で紹介しておりますのでこちらも合わせてご覧ください。

 

東南アジアで最も英語が通じる国・オフィスの公用語は英語が基本

フィリピンは東南アジアの中では圧倒的に英語が通じる国です。マニラのタガログ語がわからなくても、生活できないことはまずありません。子どもから大人まで、おじいさんおばあさんまでみんな英語が理解できます。時折少し英語が苦手な方もいますが、意思疎通が取れないほどではありません。自分が英語が話せればまずいきていける国・場所です。

このような環境が作用して、外国人がマニラで働く場合オフィスの公用語はほぼ間違いなく英語になります。お互いの第二言語である英語が、お互いに高いレベルであれば、十分高いレベルで仕事も行うことができます。近年では就業経験を英語で積みたいと考える20代前半の日本人も多くフィリピン・マニラを訪れています。言語面ではとても良い勉強をさせてくれる環境です。

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困ったときにはフィリピン人のホスピタリティーが輝く時

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フィリピンは別名「笑顔の国」とも呼ばれています。人々の持つホスピタリティーは文化に根付いており、困った時はお互い様、助け合うのが当たり前という文化を暮らすことで深く感じさせてくれます。現地に駐在することになれば日常生活への慣れ、家探しなどすべきことがたくさんあるわけですが、フィリピンの方は大抵の場合どんなことでも一生懸命助けようとしてくれます。

例えば賃貸マンションを契約したとして、数ヶ月経って問題が起こったとします。言語面では問題ないので自分自身でクレームを入れることもできるのですが、フィリピンの方々はそんな時にも懸命にサポートしてくれます。しばしば懸命すぎて揉め事が起こってしまうことがあるぐらい一生懸命。だからこそ仕事の時間は彼らの生活を豊かにするために、事業を発展させていこうという気持ちになると思います。

もちろん助けられているばかりではなく、時には食事に誘ったり、恩返しの気持ちを伝えることも大切。でも、これは日本でも変わらないことのはずですね。

 

セブなどと比べると圧倒的に都会で、日本よりよい生活ができる場合も

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マニラを初めて訪れた方が大抵驚くのは「想像以上に街が発展していること」と「想像以上に渋滞していること」の2つ。前者の影響で後者が発生しているということになります。もちろん都市の発展だけが渋滞を引き起こしているわけではなく、 都市設計の段階で街と街とをつなぐ経路が弱かったり、地下鉄がなかったり、電車もキャパシティーが全く足りていなかったりということが複合的に問題を引き起こしています。

メトロマニラの中心部は本当によく発展していて、見た目は新宿のようです。高層ビルが立ち並び、ショッピングモールや高級ホテルが鮮やかな街をの雰囲気を作り出しています。フィリピンの第2都市となるセブ島もITパークなどは比較的発展しているのですが、規模としては圧倒的にメトロマニラが他を凌駕しています。

いい生活をしようと考える方は、マニラで高層タワーマンション(現地ではコンドミニアムと呼ぶのが一般的)に住むこともできます。家賃は大体6万円弱ほどからで、多くのマンションにはプールかジム、またはその両方が居住者の共用施設として用意されています。

しかしながら、まだまだ経済的な発展途上にあるフィリピンでは所得の格差も大きく、コンドミニアムに住むことができる人ばかりではないことも事実として覚えておくべきことです。ジムプール付きの家に住む人もいれば、都心から数十分程度車で走ったあたりではフィリピンのごく一般的な住宅街で今でも家族が比較的狭いスペースを共有して生きています。

筆者はフィリピンでコンドミニアムにも、一般住宅にも住んだことがあります。また、フィリピンのスタッフの家には数え切れないほど訪れたこともあります。日本人がマニラでよい環境の中で生活できるのは、日本とフィリピンの間にある貨幣価値と経済規模の「差」であり、決して私たちが人として上位にいるということではありません。

しかし、20代で東南アジアに出て生活している方の中には、時折その年齢で日本では考えられられないような贅沢な生活をしている様子を見かけます。もちろん自らの事業が成功して大きな収入を獲得したのであれば少し話は違うかもしれませんが、どこかの会社で働いている一般的な社員が、日本にいる頃と比べて贅沢な暮らしができることをただ喜びと感じることは、少し国に対する理解や関心が不足しているように思えることもあります。フィリピンに長いこと関わっている立場だからこそ、ぜひフィリピンで働く際には現地を楽しんで、フィリピンの方々のことをよく知り、そして尊敬し合う関係を築いていってほしいと筆者は願っています!

 

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