海外起業と言うと何かよく分からない部分が多く、ハードルが高そうに思えます。特に日本人がこれまでほとんど進出していなかった地域では尚更です。そこで、今回イスラエルで起業した友人が、起業してみて感じた障壁とその乗り越え方について簡単にリスト化してみました。
▶ハードル 1
会社の設立の仕方が分からない
→WEBで弁護士を検索して連絡・MTGを設定。実際に話して相見積を取って、一番信頼できそうな所で手続きすれば簡単に設立は可能です。その後の手続きについても基本的にはサポートを受けることができます。国にもよりますが、基本的な費用は十数万円~数十万円かと思います。その他の会計、銀行等についても基本的には弁護士がネットワークを持っている場合が多いので広げていくことができます。
▶ハードル 2
ネットワークがない
→イベント等に出席して知り合いを増やすのが最も効果的です。日本人というだけで、日本の文化を通じて友達もできやすいです。そこから友人が増えたり、ビジネスで連携できる仲間を見つけることができます。
▶ハードル 3
言語
→ローカルの言語を話せるのが一番ですが、英語でなんとかなる場合も多いです。どうしても必要な場合は自ずと身に付くのではと思います。
▶ハードル 4
VISA
→取得難易度は国によって大きく異なりますが、イスラエルでは起業家支援VISAというものがあり、行政に申請して7,500円程度の費用を支払うことで、1年間滞在可能なB2VISAを取得することができます。
労働許可を含むB1VISAに関しては一般的に取得が難しいのですが、ブローカー経由で諸々込みで50万円程度の費用を支払えば取得可能です。
▶ハードル 5
オペレーション面での困難
→ほとんどの手続きが日本よりも時間がかかり、困難になります。例えば行政、郵便局、銀行での手続き等は全て日本よりも遅くなり、ミスのリスクも高くなると考えていいでしょう。また、契約書等も英語又は現地語になるので難易度は高くなります。イスラエルの公用語はヘブライ語なので尚更です。ここへの対処法は我慢強く取り組むということ、現地のパートナーを見つけるということ以外にはありません。
以上、簡単に纏めましたが結論は、「為せば成る」ということで、やりたいことがあって、それをやる場所として海外が最適という場合は、とりあえず現地に行ってみればなんとかなるのではないでしょうか。
転載元(筆者設立サイト): 海外起業という選択肢 ~ 5つのハードルと対処法 ~ | W.W.J.world – http://wwj.world/