20代の海外就職論!では、海外での働き方や過ごし方、英語の学び方などについていつも発信をしていますが、海外に出た後日本に帰る場合にはどういった心構えで転職活動を行えばよいのだろうか?という疑問も後に生まれてくることと思います。今回読者の方から直接質問が届きましたのでご紹介したいと思います。
Q:海外から日本へ戻る就職活動、どうしたらいいのだろう?
頂いたのは中国から日本へ戻ることを想定して動き出すためのものでした。これまでにも特定国から日本への帰国転職を行われる方のご相談を 頂いたケースがあるのですが、 3点をキーワードとして今回お話をさせて頂きました。
キーワードは「職種」「帰国時期」「特殊性」
以下今回頂いた質問に対しての回答です。
まずは職種に関して、個人的には海外に出たことによって
ステップアップできなければ正直全く意味が無いと考えています。
ステップアップ、 という面では専門性を高めて関連職の高みを目指すことと、給与面でのステップアップをしっかり見極めることの2つがあると 考えておりまして、その両面を達成することが海外にチャレンジした結果の産物になる のではないかと思います。海外の経験がいつか生きるという話は良く耳にするのですが、それがいつどのように活かされるのかわからない上ですがるのは少し頼りない部分があると思います。
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次に帰国の時期を明確に定めておくことです。これにより自分の中でリミットが設定されますので、退職・転職・帰国の決断がゆるぎにくくなると思います。
これまでご相談頂いた方の中には日本に帰ることを前提に考えてい たはずなのに、途中で迷い始めて結局契約を1年延長し、 結果あまり良い決断ではなかった、という方がいらっしゃいました。日本へ帰国する意志が固いということであればリミットを定め、
帰ってすぐに面接を立て続けに受けることのできる環境を自分で構築しておくことをおすすめします。流れに任せて海外生活を延長してもなかなかうまくはいかないので はないかと考えております。
3つ目は特殊性を活かしきることです。中国にお住いで現在勤務されていると仮定した場合、何年程度現地に在住し、言語はどの程度上達したのかを客観的に見定める必要があると思います。
転職の際にはもちろん中国にいたという事実が先方に知れるわけで すので、そこで得たスキルと経験を具体性を持って語れることと、そのスキルが今後どう生かされ、 どのぐらいの大きさのビジネスを生むことができるのか、客観視ができていれば自分を大きく見せることも、 逆に小さく見せることも少なく、等身大で現状自分ができることを転職面接で伝えることができると 思います。
海外から帰って働いている方の中には、 海外勤務の経験を過大評価され、自分の実際のスキルと経験が期待に追いつかなかったという話も聞 いたことがあります。受かりたいという気持ちよりは、 適切な企業にジョインするという感覚で転職活動を行われることをおすすめします。
今回は以上のような回答を行わせて頂きました。海外就職に関するご質問や筆者への相談などは随時回答させて頂いております。お気軽に以下のリンクからご連絡下さい。
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