海外での生活が長くなってくると、日本の友人や家族など、大切な人と顔を合わせることがどうしても少なくなってきます。今はFacebookなどのSNSを通してお互いの近況を計り知ることが以前よりは簡単になりましたが、それでも顔を見て話すことはとても大事なことだと思います。今回は海外と日本を繋ぐテレビ通話サービスの中で、特に便利だと感じるappear.inについてご紹介します。
海外での生活が長くなるにつれて、日本で簡単に維持できたはずの人間関係が希薄になっていきます。既にある人間関係を維持することに、多くのコスト(時間・お金)がかかるのが海外生活のデメリットの1つと言えるかもしれません。しかしながら、今は日本人のみならず世界中の人々が国を跨ぎビジネスを行っている時代。個人的な繋がりだけではなく、社内の会議だってテレビ電話で行うことも珍しくはなくなりました。
日本では現在、テレビ電話で主流となっているのはSkypeでしょう。無料でダウンロードでき、かつ簡単に設定が完了。オフラインとオンラインだけでなく退席中など最低限の意思表示機能もあり、チャット機能も完備されています。筆者はセブ島で旅行会社に勤務していますが、会社ではSkypeを使ってお客様と会話をしながら旅行を組み立てることもよくあります。個人だけでなく企業のツールとしても十分活用できますね。しかしながらSkypeは数年前にグループでのテレビ電話が無料ではなくなり、会議などで使うためには有料サービスを必要とするようになったため、このあたりからユーザーの分散が見られるようになったようです。
また近年日本ではLINEもアプリケーションとしての立ち位置を急上昇させてきました。株式会社の名前が変更になったことも記憶に新しいのですが、今や若者だけではなくスマートフォンを利用する人たちにとっては世代に関係なく使えるアプリとなっています。これまで電話とメールという連絡方法だった携帯電話の使い方が、アプリケーションを介した情報交換に移行しており、今やメールアドレスを利用して携帯電話でやり取りをすることはほとんどなくなってきました。LINEはアプリ自体が軽く、さくさく動くことで一気にユーザーを取り込んだ印象がありますが、グループでのテレビ電話には対応していないため1対1の個人間でのやり取りに特化されている印象があります。最近ではLINE@が一般にも公開されたため、今後どのようなアップデートが行われていくかにも注目が集まっています。
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テレビ電話で最も使えるサービス!「appear.in」
そんな中で最近注目を集めているサービスが、今回ご紹介する「appear.in」です。このサービスは複数の特徴があるのですが、他のアプリケーションと最も異なる点は「アプリケーションをダウンロードする必要がない」ということです。ユーザーがappear.inのサイトに訪れれば、そこですぐに会話をスタートすることができるという画期的なサービスとなっています。全て英語仕様ですが、最低限の作業だけ分かれば誰でも簡単に使うことができます。
トップページを開くと真ん中にGoogleで検索するような横長の四角が出てきます。appear.in/の後に好きな英字を自分で入力してスタートを押すと、「自分の部屋」が作成されます。これで準備は完了!あまりにも簡単なので拍子抜けしてしまいそうです。
今回はoverseasworking.20thと入力して部屋を作ってみました。
更に音質や画質も高い上、テレビ電話で最高8名まで同時通話が可能です。このサービスはユーザーインターフェースが英語であるために、まだ日本ではほとんど広まっていないようですが、筆者も他の方のブログを読んで初めて知りました。実際に日本との通信で使ってみたのですが、同じ回線であってもSkypeの数倍画質がいいことを確認しているので、是非1度使ってみるといいと思いますよ!
今回は簡単に「appear.in」についてご紹介しましたが、実際に利用している様子については後日追記としてアップしていきますのでお楽しみに!
追記
5月30日に実際にappear.inを利用してみました!
今回はフィリピン、オーストラリア、カンボジア、日本でappear.inを使ってみたのですが、なぜか日本の電波が一番悪く(右下)途中まで映像だけになっていました。この後、日本ではアプリを落として、モバイル端末から入ることができました。
4人で話していてもかなりきれいに映像が見られた他、音声も途切れることなく4カ国で飲み会が行えました。ちなみに次の日には、日本、フィリピン、シンガポール、台湾、カンボジアで試してみたのですが、台湾の電波が上手くつながらず途切れることが多くなりました。電波状況によってはやや使いにくい場合もあるようなのですが、それでも複数人のテレビ電話でここまで簡単に使えるサービスはなかなかないと思うので、機会があればappear.inを試してみてくださいね!
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