フィリピンの観光といえばセブやボラカイ、最近はパラワン・エルニドなども有名になっていますが、筆者の住んでいるマニラも実は観光地がたくさんあるのです!今回はそんな知られざる東南アジアの穴場観光地マニラをご紹介します。今回は筆者ブログから反響のあった6つのポイントについて!
マニラはフィリピンの首都である一方で、他の国と違って観光ではあまり注目されていないように感じます。しかしながらこの感覚は日本に限ったものであり、他の国からは実際に多くの観光客が訪れています。今回はマニラがなぜ観光に面白い都市なのかを、ガイドブック等とは少し違った現地在住者の観点からご紹介したいと思います。
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1 アメリカ風の文化や町並みを体感できる一番近い国
アメリカに統治されていた歴史を持つフィリピンですが、首都マニラにはその雰囲気が色濃く残っています。写真はマニラの中心部、経済と金融の街マカティの外れにあるレガスピというエリアです。日曜日には蚤の市のようなマーケットが開くことでも知られるこのエリアですが、年代を感じるビルと高層ビルが混在しています。街並みもきれいでゴミもほとんど落ちておらず、フィリピンの他の島と比べると圧倒的に治安も良いのが特徴です。
街並みに関しては、主要な道路の道幅が非常に広くなっています。これは米軍機がいつでも滑走路として離発着できるよにしていた名残りであり、今は道路としてのみ使われています。日本ではなかなか見ることのない片側5車線なども存在します。
英語の浸透も他の東南アジアと比べると非常に深く、ほとんどの人が日本人よりも英語を上手く話します。現地のタガログ語が全くわからなくても、英語が話せれば問題なく生活できる街です。英語を勉強するために先進国からも多くの方が訪れているフィリピンでは、元々彼らが国の教育によって得たスキルが非常に高く評価されているといえます。
2 アメリカ風だけではなくスペイン風もある
統治が最も長かったのはスペイン時代です。フィリピンは様々な国に統治された歴史を持ち、その分色々な文化が混ざり合って面白い国民性が生まれました。スペイン時代の建物は木造か石造2階建てが特徴で、フィリピン伝統の高床式の家、もしくは1階建ての家とは違った様相があります。
写真はマニラのイントラムロスというエリアです。スペイン時代の石畳が残る町並みは同じだと思えないおしゃれな雰囲気が広がっています。ちなみに道の右側には世界遺産となっている教会もあり、観光で訪れる方も多いエリアです。石畳の道と馬車が走り抜けるイントラムロスは、写真撮影にもうってつけのオススメスポットです。
現地の言葉であるタガログ語はスペイン語が約2,000単語程度混ざっていると言われています。またラテン系の民族の文化も浸透しているため他の東南アジアの人々と比べて非常に明るい性格を持っているのがフィリピン人の特徴です。
3 世界の写真家が撮影に訪れる素晴らしい自然も残っている
しばしばFacebookで何千ものいいねを獲得しているこの場所。写真を撮影しているのは世界中の有名なフォトグラファーたちです。マニラから南へ2時間ほど走ったところにある「ヒデンバレー」はその名の通り隠れ谷に温水が湧き出ることで知られる自然溢れる観光地です。この水を利用して温水プールが作られており、老若男女、家族連れの方々も楽しむことができるスポットです。
SNSで大きな反響を得るケースのほとんどでは、ヒデンバレーの名前は表示されておらず、美しい自然スポットにもかかわらずフィリピンであることすら知られてないケースが多いようです。日本から4時間飛行機でマニラへ、その後2時間で到着できる意外と近いスポットなので是非訪れてみてください。
ヒデンバレー以外にも自然を楽しむ観光地は多く、パグサンハンの川下りラフティング、アニラオでのスノーケリング、有機栽培の農園でデトックスを行う施設など、熱帯ならではの気候を活かした観光地が多いことも特徴です。セブ島やボラカイ島は主にビーチが観光名所となっているのに大して、マニラは少し遠方へを伸ばして様々な観光地を訪れることができるので、何回かに分けてマニラ観光楽しむ方も多いようです。
4 食事は基本的に日本人好みの味
日本人好みの醤油、しょうが、にんにくなど味付けで作られているフィリピン料理は他の東南アジアの料理のように辛すぎたり独特の味や香りがあまりない「クセのない」料理として人気が高まっています。現地で様々な料理を試した結果フィリピン料理が1番おいしかったという方も少なくありません。
統治されていた歴史を持つリピンでは世界各国の料理文化が深く浸透しています。特にスペイン料理、イタリア料理、韓国料理、ハンバーガーなどのファーストフード、そして日本食もフィリピン人の方々が好んで食べています。最近は日本食の人気が健康ブームで急激に高まっており、豆腐ハンバーグや和風ソースのサラダなど、外国人の方が食べておいしいの?と思ってしまうような日本食ですら楽しんでくださる姿に驚かされます。基本的に食事は日本より少し安いので、食べたいものを思う存分食べて楽しい旅にしてください。
5 ショッピングがとっても充実している
アジア最大級のショッピングモールでである「モールオブエイシア」通称MOAを筆頭に、様々なショッピングモールが立ち並ぶメトロマニラでは、海外旅行の楽しみの1つである買い物も充実しています。
自然との調和大切にしたマカティ地区の「グリーンベルト・グロリエッタ」、シャングリ・ラホテル系列の高級モール「シャングリラプラザ」、新興地区グローバルシティーの「ハイストリート」、「SM Aura」など、どこのホテルに泊まってもタクシーで30分以内には必ずショッピングモールがあるというほど、購買欲の高いフィリピン人とその経済の急激な発展に勢いを感じます。
その他写真のような個人店舗のハイセンスなインポート専門店も点在しており、特に最近ではロンドンやミラノ、日本からは岡山のジーンズや一点ものの雑貨を海外から仕入れて販売している店舗もあります。東南アジアのショッピングというとどうしても雑多なマーケットで値切り交渉するようなイメージがあるかもしれませんが、マニラフィリピンの人として洗練されたショッピングの環境も整っているのです。
6 直行便がたくさん就航しているのでスケジュールが組みやすい
フィリピンの有名な観光地セブ島やボラカイ島と比べて便数が圧倒的に多いマニラ。海外旅行なら直行便をオススメしたいところですがセブ島と比べて便数は倍以上あります。また乗り入れている空港も成田空港だけではなく、名古屋大阪福岡などからの直行便があります。
就航している便数が非常に多いので航空会社も多種多様です。全日空や日本航空、デルタ航空、フィリピン航空などのメジャーなキャリヤだけでなく、セブパシフィックやジェットスターなどのいわゆる「LCC」も就航しており、往復で時に2万円台となることもあります。国内旅行よりも安い航空運賃でマニラ観光を気軽に楽しむことができるのです。
航空便は乗り入れが多ければ多いほど様々な時間帯の組み合わせが可能になるため、深夜早朝発着の便を使って短い時間でも旅行することは可能です。最近では金曜の夜に出発し土曜と日曜にゴルフを楽しんだあと、日曜の夜の便で日本へ帰国される方も増えています。半袖半ズボンで楽しめる南国でのゴルフは快適で、日本でのいつものゴルフとは少し違った雰囲気が楽しめるのもオススメのポイントです!色々な観光地のあるマニラへ皆様も是非お越しになってみてはいかがでしょうか。
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一部転載元記事:筆者ブログ「「東洋の真珠」マニラに訪れるべき6つの魅力的な理由」
(倉田拓人/Taku)